これは「ダメ出しはダメ!」って自分を責めるのをやめましょうというお話。
ポジティブ思考に苦しめられてませんか?
みなさんは、失敗したり嫌なことがあった時、ついつい「あー私ってダメだな」と必要以上に自分を責めていないだろうか?
その上更に、「もっとポジティブに生きなきゃ」とか思って、ダメ出しの上にダメ出しを重ねたり。
私はここ数年、恋愛や仕事の失敗や病気などで元気が出ず、毎日「こんなネガティブじゃダメだ、もっと頑張らなきゃ!」と思って過ごしていた。
ところが、いくら頑張ろうと思っても体が動かない。
心理学の本を読むうちに、気力ではどうすることもできないのではないか。
実は無意識が影響してるんじゃないかと思い始めた。
そして、考え方を変える事で少しづつ元気を取り戻していったので、そのうちの一つをご紹介したいと思う。
※これは個人の体験に基づいたもので、心理学的根拠があるかどうかは分かりません。参考程度にしてくださいネ。
無意識のダメ出しで、知らないうちに疲れ切る
例えば、友人の輪に入れない・・・。
そんな自分を見て落ち込む。
落ち込んで何もできない自分をみて、更にドツボにハマってしまう。
そんな事を繰り返しやってると、「ダメ」という感情がたまっていく。
全部無意識でやってるので、ものすごく疲れてるけど原因が分からない。
では、どうすればいいんだろう?
「別にダメじゃないな」と思うクセをつけてみる
先程の例でいくと、友人の輪に入れない・・・。ここまでは同じ。
その後「私ってダメだな」と思いそうな自分に気付く。
普段なら、無意識に「なんでこんなにダメなんだろう」とか「性格のせいだ」・・・など無限ループに陥るところを、「別にそんなにダメじゃないな」「これでいいか」と一旦思ってみる。
ここでまた「ダメだと思ったらダメだ!」と思ってしまったら、また「ダメだと思ってしまってもいいや」と受け入れる。
普段から悩みすぎてしまう人は、まず無意識の思考に気付いて、深く考えずに「これでいっか」と受け入れるクセを付けることが大事だ、と思う。
それを繰り返すと、だんだん自分を責めなくなり楽になると思う。
それに慣れてきたら「うんうん、自分結構いいじゃん」と自分を褒めてみて欲しい。
私の場合、知らず知らず焦りがなくなって、前は気力が沸かなかったような事にも挑戦できるようになった。
ダメな原因を探すより、受け入れて次に進む
「なぜこんなにダメなんだろう」とすぐ思ってしまう人は、真面目で、なんとか悪いところを直したいと思っているんじゃないかな。だからダメな原因を探ろうとするが、それが癖になってしまうと行動する気力がなくなってしまう。
ダメな原因を探すより、一旦今の自分はこうなんだと受け入れて、目の前にあることを大事にする方が精神衛生上良いんじゃないかと思う。
もちろん、「自分はダメだ」というコンプレックスから努力して、逆にすごいモチベーションが湧くこともある。だから、なにがなんでも自分を受け入れろとは言わないけど、ダメ出しもやりすぎると努力さえできないようになってしまうから気をつけようね、というお話でした。
追記:「感情を受け入れる事が精神安定に繋がる」という事が実験によって分かったらしいです。
カラパイア:ネガティブな感情を否定しようとするとさらにネガティブになり悪循環の罠に陥る(米研究)